幸せの地へ

 

「これからどこへ行こうか」

カップルの小鳥が軒先に佇んでいる

暖かい空へ目指して出発するところだろう

地図にも載っていない幸せの地を

彼らはきっとたくさん知っている

 

「どこに行けば幸せになれる?」

シングルの私はベランダに佇んでいる

淋しい風が髪をすっとすり抜ける

マニュアルには載っていない幸せのかたちを

私はきっとひとつも知らない

 

幸せを思う気持ちばかりが先走り

壊れた時計の様になっている自分がもどかしい

もし自由に空を飛べたなら

見つけられるのだろうか、幸せの地を―

 

「・・・・・」

私はふと自分の誤解に気づいた

幸せの地など存在しないということ

いや、存在するのかもしれない

でもあるとすればたぶん

誰もが既にその場所にたどり着いている

ただそれと向き合っていないだけで

 

幸せは探しに行くものじゃなく

気がつくとそばにあるもの

つまり「幸せ」だと感じたとき

初めて隣にある「幸せ」が見えるのかもしれない

 

 

 

 

 
〜SHINING☆おかめ〜
♪the Milky Way (piano)